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コラム|さまざまな視点でカンボジアの今を伝えます!

Vol.1 カンボジアの医療事情(リハビリ編)

街頭での運動風景

街頭での運動風景

『朝日が昇る前の早朝4時、王宮前にたくさんの人々が集まって体操をしていますよ。そこでカンボジアの人々の健康の悩みを聞いてみてはいかがですか?

『きっとMさんが求める患者さん達ですよ』

現地通訳さんから情報を得て、夜が明けぬ薄暗いサップ川ほとりを歩いたのが、2012年の2月でありました。

私はそれまでは主に、国立病院や、国際NGOが支援している私設病院を中心にリハビリテーション活動を行なってきましたが、『お金がかかるし、支払う余裕もないので、早く家に帰して欲しい』とおっしゃる方々が多く、“急に倒れた家族の命を、救うために費用はかけても、ずっと入院させているわけには行かない”という、経済的問題による家族の葛藤、そしてリハビリテーションに対する対価問題に直面していました。

街頭での運動風景

リバーサイドの運動機器

日本では、脳卒中を発症し後遺症が残存した方々の多くが、公的医療保険を利用し、回復期リハビリテーション病院にて機能の回復を目指します。そして自宅へ退院となった後も、公的医療保険・介護保険を利用したリハビリテーションを受け続け、社会へ戻っていきます。

しかし、公的医療保険制度がないカンボジアでは、費用負担の問題から、機能回復の半ばで自宅へと帰って行きます。自国の医療を信用していないという思考背景や、家族を大切にするという文化背景もありますが、日本のリハビリテーションの現状とその効果を理解している者にとっては、ショッキングな現状でありました。

しかも、国立病院の脳神経外科に入院する患者さんの多くが若年者で、交通事故による頭部外傷、高所(高い樹木)からの転落による頭部外傷、喧嘩による頭部外傷が多く、“これからの経済発展を支えていく若い人材が、機能回復も半ばの状態で退院し、障害者雇用の不十分な同国で、どのように生活をしていくのか?” 笑顔で退院していく家族と患者さんを見送りながら、いつも心の片隅はもやもやとしていました。

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